【予防・改善】アルツハイマー型認知症で知っておきたいこと

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トリグリセリド(ココナッツオイル)

ココナッツオイルは現在の医療で知られているなかでも、アルツハイマー病の治療に大きな成果を上げている、大注目の食材。なぜそれほどまでに高い効果を感じることができるのか、摂取する頻度や量はどのぐらいが一番適しているのか、調べてみました。

アルツハイマー予防として注目の成分をチェック

アルツハイマー治療に効果的な「ケトン食療法」とは?

私たちの体は、食物の炭水化物を体内でブドウ糖に変換して、それをエネルギーにして動いています。しかしアルツハイマー病になると脳がうまくブドウ糖をエネルギーに変換できなくなります。エネルギーが足りなくなるため脳細胞は飢餓状態になり、急激に老化してしまうために痴呆症状が短期間で現れるようになるのです。

私たち人間の脳というものは、ブドウ糖の他に、「ケトン」という物質をエネルギーとして利用することができるのです。ケトンは、母乳や牛乳などにも含まれている天然中鎖脂肪酸という成分が肝臓で分解されて生成されるもので、特別な高エネルギー燃料になってくれるというものです。ただし、通常は血糖値が低いときしか作り出されないという欠点があります。

また、こうした特性を応用し、アルツハイマーの治療のひとつに、脳に送るメインの栄養素をブドウ糖からケトンに切り替えることで脳の飢餓状態を回避し、認知症状がでるのを防ぐ「ケトン食療法」というものがあります。

しかしながら、この治療では、炭水化物の摂取量を全体のわずか2%に抑えなければならず、その他の栄養素は脂肪かたんぱく質で補うといった、非常に手間のかかるもので、続けていくのは困難を極めるというものでした。

ココナッツオイルならケトン食がいとも簡単に実現!

ケトン食はとても難しいと書きましたが、これを簡単に実現してくれる食品が「ココナッツオイル」なのです。

ココナッツオイルには「トリグリセリド」という中鎖脂肪酸が、実に60%もの高い割合で含まれており、なおかつ血糖値の状態や摂取した炭水化物量に関わらず、体内でケトンに変わってくれるのです。

つまりは、どんな食事内容でも適切な量のトリグリセリドを摂取さえすれば、ケトン食療法ができてしまうということ!たんぱく質や炭水化物の制限が減り、脂肪分の摂取も抑えられるので食事の幅も広がります。まさに画期的と言ってよいでしょう。

ココナッツオイルの効果を広めた、米国女性医師とは?

こうしたココナッツオイルのアルツハイマー治療への効果が広く知られるようになったきっかけは、アメリカの小児科女医であるメアリー・T・ニューポート医師が著した「アルツハイマー病が劇的に改善した!米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能」という書籍です。

著者のニューポート医師のご主人が、若年性アルツハイマー病にかかってしまい、なんとか症状の進行を食い止めようとリサーチを重ねたところ、中鎖脂肪酸にたどり着き、さらにはココナッツオイルに豊富に含まれていることを知ったとのこと。そこから毎朝、シリアルに入れてご主人に食べさせた結果、わずか数ヵ月で知能テストの点数が上がり、また歩行が出来るようにまで改善されたのだそうです。

このように、ケトン食はアルツハイマーの予防目的はもちろんのこと、既に発症してしまった人にも高い効果があるので是非取り入れていただきたい食事療法。そして、それを容易にしてくれる食材がココナッツオイルなのです。

ココナッツオイルはどれくらいの量を摂取すればいい?

ケトン食を実践するにあたって、どのくらいの量のココナッツオイルが適量なのかは、気になるところでしょう。アルツハイマー病の改善を目的として摂取するココナッツオイルの量は、ほんの大さじ1杯か2杯ほどでOKです。

ココナッツオイルはクセの無いオイルで、色々な食べ方に利用できるので、カレーや洋風スープ、味噌汁に入れてもよいでしょう。また、ココナッツオイルは酸化しても安定しているので、炒め物や煮込み物といった加熱調理に用いることもできます。ただしケトンはエネルギーとして使われてしまうので、ケトン食療法は毎食ココナッツオイルの摂取が必要です。

使用するココナッツオイルは?

また、使用するココナッツオイルは、熱処理や化学処理をしていない無色透明のエキストラバージンオイルでなければ効果は期待できないという指摘もあります。

ケトン食が効果を発揮するのはアルツハイマー初期段階

ケトン食が効果を発揮するのは、アルツハイマーでも比較的初期の段階とのこと。アルツハイマー病が進行して脳神経が死滅している状態では、改善効果をあまり期待できないとされています。実践するなら、可能な限り早い段階で、ということになります。また単にココナッツオイルを食事に取り入れただけでは、アルツハイマー予防としては不十分。

偏食や糖質・脂質のとりすぎの状態でケトン食を実行したとしても、血液がドロドロになってしまうと高血圧や心筋梗塞、脳梗塞などアルツハイマーや脳血管性認知症を引き起こすことにつながります。様々な生活習慣病のリスクを減らすため、バランスの良い食事を心がけるようにしてください。

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