【予防・改善】アルツハイマー型認知症で知っておきたいこと

ポリフェノール

赤ワインに含まれるポリフェノールは、体をサビつかせる活性酸素を除去する力がとても強く、アルツハイマー予防効果も期待できる成分です。飲みすぎることなく毎日適量を守ればいつまでも若々しく健康な体でいられますので、積極的に取り入れてみてはいかがでしょう。

アルツハイマー予防として最近話題の成分をチェック

ポリフェノールの高い抗酸化作用で認知症予防

アルツハイマー病予防に高い効果を発揮してくれるものの1つに、赤ワインがあります。赤ワインに含まれるポリフェノールは身体を老化させたり、様々な病気の原因を作り出す活性酸素を除去する働きが強く、活性酸素が原因で起こる認知症を防ぐ効果が高いのが特徴です。

フランス南西部で行われた大規模疫学研究とは?

一例として、フランス南西部で行われた大規模疫学研究においては、毎日250ml以上赤ワイン飲む人はアルツハイマー病・認知症の発症リスクを下げるという結果が出ているのだそうです。別の研究結果では、フランスで赤ワインを毎日グラス3~4杯飲んでいる人のアルツハイマー型認知症の発症率は、全く飲まない人の4分の1にとどまっていたという報告もあるとのこと。

ポリフェノールに含まれる有効成分

ポリフェノールはブドウの皮部分に多く含まれているため、皮ごと醸造する赤ワインは白ワインの15倍ものポリフェノール系抗酸化物質が含まれているのだそう。この中でも特に、「ミリセチン」「レスベラトロール」という2つの成分がアルツハイマー予防に高い効果を発揮します。

ミリセチンの働き

アルツハイマーの原因とされているβアミロイドが脳内に蓄積するのを防ぐ働きがあり。また、βアミロイドが原因で起こるシナプス(神経伝達物質)抑制を防ぐ効果もあります。ブドウの皮や種に豊富に含まれています。なお、その他の果物や野菜にも含まれているので、ワインが飲めない、アルコールが苦手という場合は、野菜ジュースや果物ジュースなどの摂取でも効果が期待できるそうです。

レスベラトロールの働き

抗酸化作用のほか、抗炎症作用で脳細胞を損傷から守る働きがあります。また、サーチュイン遺伝子という細胞の生まれ変わりを促進する遺伝子を活性化させることで、細胞の若返りを促す効果もあります。

フェルラ酸の働き

また、「フェルラ酸」という物質も認知症に有効との論文がいくつか発表されています。アルツハイマーで通院中の患者に9ヶ月間フェルラ酸を摂取してもらったところ、軽度アルツハイマーの患者の認知機能は9ヶ月間ずっと改善し続け、中等度の患者も6ヶ月は改善傾向がみられた、という非常に高い効果が得られることがわかりました。

フェルラ酸もポリフェノールの一種でワインの原料であるぶどうにも少量含まれていますが、よりたっぷりと摂取したいのであれば米ぬかがオススメ。米ぬかは食物繊維でもあり、血糖値を揚げにくくするスローカーボに分類されるので、アルツハイマー予防にはぴったりな食材です。米ぬかでクッキーを作って、ワインと一緒に楽しむのも良さそうですね!

健康に良い赤ワインの見分け方

赤ワインは銘柄によって入っているポリフェノールや健康成分などが異なるため、なるべく健康効果の高いものを選んで飲むようにしましょう。選ぶ際のポイントは、以下の4つです。

ブドウの種類

比較的古い品種で、あまり品種改良がされておらず渋みが多いほうが良いです。おすすめはカベルネ・ソーヴィニヨン、ネッピオーロ、シラー、メルロー、グルナッシュ、ピノ・ノワール、アリアニコなど。主に南フランス・イタリア(ローマ)地方の品種が良いとのこと。

ワインの種類

健康成分が多いワインほど、渋みやえぐさが強い傾向にあります。フルーティであっさりしたライトボディより、やや飲みづらいですが深みのあるフルボディがおすすめです。

ワインの産地

産地によって日照時間や降水量など、ブドウの栽培条件が異なり健康成分も変わってきます。オススメは初夏の日照時間が長く、栄養満点のブドウが使われる南フランス産です。オーストラリアやチリ、カリフォルニアなどワイン新興国よりはフランスやイタリアなど昔からワイン作りが盛んな地域のほうがポリフェノールが多く含まれています。また、名産地フランスの中でもローヌ、カオール、ボルドー地方の銘柄のほうが栄養価が高い傾向があります。

ワインの製法

こちらも産地や銘柄によって違いますが、中には渋みやえぐみを減らすために活性炭フィルターなどを通すことで栄養を奪っているものもあるので、気をつけましょう。

このように、ワインの選び方一つでもかなり健康効果が左右されてくるので、初めは難しいと思います。ワインに詳しいスタッフの居るお店で聞いたりするのが良いかもしれません。興味がある方は、是非ご自身で色々調べてみてください。こういった調べものや知識欲は、アルツハイマー予防にとっても効果的ですよ!

赤ワイン以外にもある、様々なポリフェノール

赤ワインに含まれるポリフェノールには、アルツハイマーの予防に大きな効果をもたらしてくれることが期待できます。ただし、赤ワインはお酒であり、例えばお酒が苦手な方や、肝臓の具合が悪い方などには不向きという側面もあります。赤ワイン以外で、アルツハイマーの予防効果が期待できるポリフェノールを含む食品などについてもご紹介しておきましょう。

オリーブオイル

アメリカ・ルイジアナ大学のAmal Kaddoumi氏によって発表されています。オリーブオイルの消費量が多い地中海地域での認知症者が少ないことに着目して調査した結果、エクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイルに含まれる、オレオカンタールという抗酸化ポリフェノールが、アミロイドβを除去するのに必要なタンパク質や酵素の生成を増加することが分かったそうです。

緑茶

飲料メーカーである株式会社伊藤園と静岡県立大学薬学部、社会福祉法人白十字会の行動研究によって、お茶に含まれるフラボノイドの一種、カテキンにアルツハイマー予防効果があることが発表されています。血管性認知症8名、アルツハイマー病3名、レビー小体型認知症1名に3ヶ月緑茶を摂取してもらう調査において、認知機能検査の結果が大きく向上したとのことです。

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