【予防・改善】アルツハイマー型認知症で知っておきたいこと

ジオスゲニン(山芋)

山芋に含まれているジオスゲニンという成分を摂取するとアルツハイマー患者特有の症状が正常に戻る効果が認められました。さらにβアミロイドを減らす効果、消化酵素も豊富なため、脳と胃腸の健康維持のためにも日頃から是非摂取したい成分です。

かねてよりスタミナ食として知られる山芋

あらためてご説明するまでもありませんが、山芋は我々日本人にとっても、精がつくスタミナ食材としてすっかりお馴染みです。古くから、民間療法として風邪をひきやすい時や元気が出ないという時などに重用されてきた歴史があり、また漢方薬の分野においても、ヤマイモ科のつる性の多年草は、山薬という「気」を補う成分として用いられており、病気への抵抗力を高めるとされています。意外なところでは、ジャマイカ出身の世界的陸上短距離選手、ウサイン・ボルトも、現地のヤムイモという山芋の一種を好んで食べていたというエピソードがある位です。

山芋の成分と働きについて

栄養学の面から見ても、山芋には様々な有効成分が含まれています。

アミラーゼ/ジアスターゼ

でんぷん分解酵素を豊富に含んでおり、消化の補助や栄養の吸収効率、新陳代謝を高め、疲労回復や滋養強壮に効能を発揮します。

コリン

細胞膜を生成する物質であり、肝臓に脂肪やコレステロールが付着するのを防ぐことで、コレステロール値や血糖値を抑制してくれます。

サポニン

脂肪の吸収を抑える働きがあり、ダイエット効果も発揮します。

ビタミンB1、パントテン酸、カリウム、食物繊維

脳内環境の正常化や、肝臓および脾臓の負担軽減に寄与します。

ジオスゲニンで記憶力が正常に戻る!?

近年アルツハイマー病に高い改善効果をもたらす様々な物質が発見・研究されており、山芋に含まれているジオスゲニンもその1つ。研究や臨床試験によって、様々な科学的・医学的根拠が明らかになってきています。

例えば、アルツハイマー病の症状の中に、神経細胞の軸索(突起)の形がおかしくなってしまい上手く機能しなくなる、というものがあるのですが、アルツハイマー症状があるマウスにジオスゲニンを1日1回、20日間投与を続けたところ、神経細胞が正常に近い状態にまで回復し、記憶力も改善されたという結果が出たそうです。

さらに、当サイトでは何度も触れているアルツハイマーの原因・βアミロイドを70%も減少させることに成功。今後の治療に高い成果が期待できる成分だとして、研究が進められているところです。

アルツハイマー予防として注目の成分をチェック

「ジオスゲニンの効果を得たいから、山芋を食べよう!」と思った方、ちょっとストップ。

実は、一般的な国産の山芋には、残念ながらジオスゲニンは100g中で27,9mgと、ごくわずかしか含まれていないため、食事から摂取してもアルツハイマー予防効果が期待できるほどではないそうです。それこそ、十分な量を取るには2kgの自然薯を食べる必要があるそうで、これは現実的とは言えません。

国産山芋の中では沖縄の「クーガ芋」という品種が一番高く、他の山芋の200倍もの量が含まれているのですが、幻の山芋といわれており期間限定&競争率が非常に高い商品。海外産では中国・雲南省の植物研究所で比較的含有量の多い山芋が採れるそうですが、日本でその山芋を入手するのは不可能…。

さらに、山芋そのものに含まれるのは「ジオスチン」という物質で、糖が加水分解されることでジオスゲニンが生成されるのだそう。ジオスチンのままだと体内への吸収率が悪く、あまり効果が期待できないそうなので、山芋をたくさん食べるだけではアルツハイマー改善は残念ながら期待できないようです。

今のところ一番効率の良い摂取方法はサプリメントです。サプリメントであれば、1日に必要な分量を確実に接収でき、持ち運びも簡単。食欲がない日でも簡単に補給できるなどのメリットがあります。医薬品のような副作用の心配もありません。国内でも何社かサプリメントを開発・販売していますので、山芋パワーでアルツハイマーを予防したい方はショッピングサイトなどで調べてみてくださいね。

ジオスゲニンには他にも嬉しい効果が

ジオスゲニンの構造は、若返りホルモンと言われるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)とすごく似ているそうで、同じような作用をもたらすことが報告されています。

DHEAは体内で、女性ホルモンであるエストロゲンや男性ホルモンであるテストステロンなど、男性・女性ホルモンどちらにも変換され。必要なところへ作用します。高い新陳代謝、免疫機能の向上、性欲向上、疲労回復、更年期の改善、気力の充実はもちろん、運動能力を高める効果が期待できるため、摂取しているアスリートも多いそう(DHEAを摂取するのはドーピングなどの問題で禁止ですが、山芋なら当然OKですね)。

また、山芋にはジアスターゼ・アミラーゼ・グリコシターゼなどの消化酵素が豊富に含まれており、胃腸の働きを助ける効果が。ムチン、アルギニンといった様々な健康効果を持つ成分も豊富なので、ジオスゲニン効果は薄いとしても健康のために定期的に食べたい食材です。

アルツハイマー予防効果を追い求めるならサプリメントですが、日常的に山芋を食べていれば様々な健康効果が得られますから、サプリだけでなく食事からも取り入れるようにするとベストだと思います。

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